コンサルタント・メッセージ  



コンサルタントはビジネスドクター


いろいろなニーズや問題を抱えている企業(クライアント様=患者さん)の問題解決のお手伝いをするコンサルタントは、“病気を治すドクター”と共通するところが多く、ビジネスドクターとも言われている。そして、社会経済生産性本部コンサルティング部はビジネスホスピタルということができる。
ドクターとコンサルタントの特徴の大きな違いは、コンサルタントの主な活動場所が、事務所(病院)ではなく企業という現場にあるということである。

コンサルティング分野
病院には循環器系や神経系、呼吸器系、あるいはガンセンターや検診センター、またリハビリセンターやスポーツジムまでいろいろな分野の診療科や診療組織がある。それぞれの分野に専門のドクターやスタッフがいるように、われわれの世界にもいろいろなコンサルティング分野があり、それを専門とするコンサルタントがいる。

たとえば、われわれも経営戦略、経営品質、組織・人事、マーケティング、会計・財務、生産革新、研究開発、環境対策、情報システムや情報管理、企業再生等の機能別コンサルティング分野、あるいは医療サービス・病院、卸・小売業、建設業、金融業、製造業一般、ホテル・旅館業界などの業界別コンサルティング分野があってそれに関わるコンサルタントやインストラクターがいる。

コンサルタントの技術分野
外科医、精神科医、漢方医、内科医、麻酔科医というような技術専門性によるドクターがいる。しかし、ドクターは病気を治すのが役割であり、手術や投薬治療もカウンセリングも、トレーニングも手段であり技術である。

ビジネスドクターであるコンサルタントも同じように、たとえばマーケティング戦略あるいは組織・人事戦略においても、それぞれ外科的な手術が上手いコンサルタントもいれば精神科医的カウンセリングが上手いコンサルタント、あるいはトレーニングが上手いコンサルタントなどいろいろである。

コンサルタントとしては、問題を解決することが目的であり、制度設計技法も、リストラ技法も、カウンセリングやトレーニング技法も手段であるが、コンサルティングノウハウについては、できる限り総合的・効果的に技術を選択して駆使したり、コラボレーションできることが求められている。

コンサルティング分野はたとえ特定の分野であっても、コンサルティングノウハウは経営という総合的なものが求められることが多い。「総合的なもの」というと “何でも屋”のように思う人もいるが、それは誤解である。問題解決という目的のために、必要なあらゆるノウハウの視点と努力を追求するビジネスドクターの姿の特徴を言い表しているのである。

【2005年2月7日】
元井 弘/
主席経営コンサルタント
プロフィール:大手及び中堅企業を対象に経営改善・改革コンサルティング、人事制度改革、組織改革、経営戦略・経営計画策定、教育・訓練などを手掛ける。
実際に企業の中に入り込み、経営者や社員とともに改善していくスタイルを実践。コンサルティング対象企業数は600社を超える。











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