|
結果として変わる組織風土・2
企業の組織風土、すなわちその組織を構成する人々の行動のクセが端的に現れるビジネスシーンとは、どのようなシーンがあるだろうか?日常的に繰り返される<仕事の遂行><問題解決><意思決定><会議><上司と部下のコミュニケーション>において、その特徴を顕著に見ることができる。
<仕事の遂行>
□ 計画を立てない、目標を決めない、期限を決めない、担当を決めない
□ PDPD(ペデペデ)(PDCAサイクルのうち、計画−実行のみ)を繰り返す(やりっぱなし)
□ 頼みやすい人や文句を言わない人、言い出しっぺに仕事を頼む
□ 仕事はやるが、やり方は考えない(なぜ、そのやり方をしているかを考えない)
<問題解決>
□ 何が問題なのかがあいまいなまま、解決しようとする
□ 問題の表層的な事象の対応に終始し、根本的な原因の追究が行なわれない
□ 問題解決の担当を決めず、期限をあいまいにする
□ 問題解決の進捗状況の確認と対応内容のレビューが行われず、いつの間にか問題が時とともに埋没する
<意思決定>
□ 特定の人の判断基準が、事実よりも優先される
□ 過去の成功事例に基づく判断を環境が変わっても行ない続けている
□ 決定したかどうかが曖昧なままコトが進んでいく
□ 意思決定に必要なメンバーがそろっているかの確認を行なわない
<会議>
□ 議題や会議の目的が明確になっていない
□ 特定の人ばかりが話していて、大部分の人は意見を言わない
□ 決定すべき事項が明確になっていない。また、決定事項が周知されない
□ 議論の論点がずれているのに誰も修正しようとしない
<上司と部下のコミュニケーション>
□ 仕事の目的や狙いを正確に伝えない
□ 1回言ったら伝わるものだと思い込んでいる
□ 情報を伝えたほうが良い人が誰なのかということに気が回らない
□ 聞くよりも、話すことばかりに一生懸命である
いかがであろうか?半分以上当てはまる場合は、結果として組織の風土はかなり不活性な状態になっているだろう。クセの修正は、日常のマネジメント行動の修正に他ならない。その行動が何なのかを特定し、基本の型を再確認した上で地道に修正していくことが、結果として組織風土を変えるための活動となるのである。
【2004年11月26日】
|
 |
土山 勉/
主任経営コンサルタント
専門領域:組織・人材マネジメント改革、コンサルティング・スキル開発 |
|