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生産性とは

他の事業と同様に病院経営を行なう上でも、「ヒト」・「モノ」・「カネ」・「情報」という経営資を欠かすことは出来ません。「生産性」とは、お客様(患者)にとっての価値(医療品質)を十分に満足させつつ、経営資源を「費用対効果」のバランスにより効果的に活用してゆくプロセスのことです。

次の算式は、今後病院経営にとって求められる「あるべき医療品質」を表しています。

「医療品質」の最大化を図るために、「医療機能」と「総費用(コスト)」のバランスをマネジメントしなければなりません。「経営マインド」を持った絶え間なき創造的工夫のプロセスが求められます。そのプロセスの成果が、利益であり、事業体の持続的発展への再投資を生み、結果的に社会的貢献へ還元を生む訳です。

良質な患者ケアは、病院に関わる人々の経営に対する「積極的理解」と「社会的責任感」に基づくと考えています。昨今の厳しい経営の状況を鑑みると、この観点は病院に勤務される方々のモチベーションとして重要なのではないでしょうか?「生産性向上」とは、このようなモチベーションを真摯に抱いていただくところから始まります。


病院経営における生産性への視点

言うまでもなく、病院は良質の医療サービスを提供するところであります。そのサービスを私たちは以下のように考えています。

本質的サービス

患者さんと医療スタッフとの接点に存在し、患者さんにとって本来の価値を生む時間であり、病院にとっても付加価値を生む活動です。
 以下に医師と看護の両部門について例をあげます。
  • 医師
    的確な治療や診療行為そのもの
    丁寧なインフォームドコンセント 等
  • 看護
    ベッドサイドでの直接ケア
    手術時の医師へのサポート業務 等
付随的サービス

患者さんと医療スタッフが直接接していない場合でも、病院での滞在中に居心地のよさや便益性を感じさせ、また患者さんのみならず、訪れる家族の方々にも得られる派生的な価値を言います。この付随的サービスの価値を高めることにより、患者さんの数が増えれば、病院にとっては、結果的に付加価値を享受できることになります。
以下に患者さんから見た例をあげます。
  • 空間のアメニティー
  • 短い待ち時間
  • バリアフリー
  • 食事のおいしさ
  • 駐車場の便利さ 等
生産性向上の取り組み

上記にあげた「本質的サービス」と「付随的サービス」のいずれも、患者さんやその家族からは、直接触れたり見えたりするものです。「生産性向上」とは、求められている「医療品質」を高めながら、「医療機能」を損なわないように、「総費用(コスト)」を如何に抑えるか、ということです。つまり、これらのサービスの後ろ側に隠れた部分の業務を、いかに最適化させるかということになります。
病院経営における生産性は、次の2点の側面からアプローチします。


 
生産性向上活動を40数年にわたって推進してきた私達【(財)社会経済生産性本部】は、このような取り組みを"高質な生産性"と呼んでいます。病院をはじめ多くの団体・企業での指導実績をもとに、病院経営の特性や実態に合わせた最適な「生産性向上」への取り組みを提案いたします。

以上2つの側面から「生産性向上」を追求するため、科学的手法によるアプローチの基本として、私達は「IE」が最も適切なアプローチと考えています。


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