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| 現在の退職金制度の問題点 |
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病院の退職金の算定法式は、一般的に次の算式で計算されるようになっています。
(退職時の基本給)×(勤続別支給係数)×(退職事由別係数)
以上のような退職金算定方式を採っている場合は、基本給と退職金がリンクしており、退職金を独自に管理できる余地がなく、年功的な基本給の性格をそのまま引きずってしまうという問題を持っています。
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| 退職金制度改定のポイント |
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それではどんな退職金制度に改定することが望ましいであろうか、改定のポイントを整理してみましょう。
- 退職金は、基本給から絶縁し、基本給体系の変更や定昇の影響を受けないようにし、退職金独自で管理しうるようにすること
- 永年勤続に報いると共に「功労報奨」的色彩を持たせること
- 中途採用に当たって「補強採用」や「補充採用」の双方に対応できる条件を持たせること
- オープンで分かりやすい退職金計算方式であること
以上の条件を満たす退職金制度は「役割等級」をベースとした「ポイント制退職金制度」ということができます。例えば、「役割ポイント制退職金制度」の退職金計算方式は次のようになります。
職種別の役割ポイントの累計×1ポイント当たりの単価×退職事由別係数
■役割ポイント表・・・1年あたりの加算ポイント
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役割等級
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ポイント/年
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| 5等級 |
80ポイント |
| 4等級 |
65ポイント |
| 3等級 |
50ポイント |
| 2等級 |
35ポイント |
| 1等級 |
20ポイント |
ポイントあたりの単価・・・1ポイント 10,000円
■退職事由別係数
| 退職事由 |
支給率(%) |
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定年退職・会社都合
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100
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自己都合(勤続15年以上)
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100
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自己都合(勤続11年以上〜15年未満)
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90
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自己都合(勤続6年以上〜11年未満)
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80
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自己都合(勤続1年以上〜6年未満)
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70
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財)社会経済生産性本部の調査では、この「ポイント制退職金制度」を採用している企業は約20%程度ですが、今後この採用予定の企業は51%もあるのです。
以上のような退職金制度では、例えば1等級に7年、2等級に3年在籍して会社都合で退職した渋谷さんと1等級に3年、2等級に7年在籍して会社都合で退職した新宿さんの退職金は勤続が同じ意10年で2等級ですが次の通りとなる。
渋谷さんの退職金:(20×7+35×3)×1万円=245万円
新宿さんの退職金:(20×3+35×7)×1万円=305万円
以上のことから、同じ勤続でもどの役割等級において役割を遂行したか、即ちどの役割のレベルで病院への貢献をしてきたかという観点から支給される功労的退職金ということができます。
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