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「人事管理」と「人事制度」の違い
「人事管理」とは、職員の「育成」「活用」「評価」「処遇」についての「管理活動」を言い、「人事制度」とは、人事管理のための「基準」や「運営」の「仕組み」のことです。

病院における人事制度は、先程述べた特徴などを踏まえると、今まで企業でも主流となっていた「職能(職務遂行能力)=人の評価」をベースとした人事制度ではなく、「役割」をベースとした「役割主義人事制度=仕事の評価」とすべきです。即ち、「役割」と「役割の達成度」により人事管理を行うシステムとすることが、今後の病院に望まれる人事制度と言えます。

なぜなら病院における職員の職種特性は、公的資格を有する"有資格者"という"プロ"であることが特徴であり、それぞれの職種や組織の立場における「役割」と「キャリア」をベースにすべきであるからです。即ち、基本的な「職能」は既に国家が認定している訳であり、その「職能」を管理することは極めて困難でもあります。

例えば、医師の役割は、"患者さまの病気を治すこと"という役割であり、診療科部長の役割は、"診療科のメンバー並びに医療業務を統轄し、診療科としての業績を達成させること"と明確です。
 外科医の職務は、診察や手術、術後の処置などが病気の種類ごとにあり、更に診療科毎にも職務の種類があり、加えて職種があることから、「職務」をベースにした人事制度も管理が複雑となり、あまり相応しいとは言えません。

従って、病院における人事制度は「役割主義人事制度」が相応しいということが言えるでしょう。その体系は次の図のとおりです。


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